大師は、7回コールド負けを喫した。

 1回に失策もからんで3失点した。エースの寒河江翔投手(3年)は、横浜スタジアムのマウンドの高さにてこずり、制球が定まらなかった。2回は無失点に抑えたが、3回に2失点、4回にも3失点と抑えられなかった。マウンドの対策はしていたが「すぐ対応することができなかった。分かっていたけど、修正が遅れた。準備してきたことが出せなくて悔しい」と話した。6回0/3を被安打11の9失点(自責点3)。124球の熱投も、及ばなかった。

 打線は3回1死、1番吉川央望捕手(3年)が二塁打。1死二塁で並木怜内野手(3年)が左翼線への二塁打を放って1点を返した。5回には2死満塁のチャンスを作るも、あと1本が出なかった。野原慎太郎監督(35)は「自分たちの流れをつかむ前に、あっという間に終わってしまったという印象。言葉もありません。まだ、ぼーっとしています」とぼうぜんとした表情だった。