元中日の中尾孝義監督(62)率いる第2シードの専大北上が、公立の花巻南相手にまさかの5回コールドで敗れた。

 先発した高橋郁弥投手(3年)の制球が定まらず、2回に途中降板。後続の2投手も打ち込まれ、一挙10点を先制されてそのまま押し切られた。

 監督就任2年目の夏も昨年と同様に初戦敗退に終わった。今春は県大会準優勝で東北大会に進出。力のあるチームだったが、夏独特の雰囲気にのみ込まれた。中尾監督は「やっぱり夏は違うと実感した。技術力は上がったけど、それを大会で発揮できなかった。来年は違うことをやらないと」と肩を落とした。