大田桜台が0-7で九段中教校に8回コールド負けを喫した。1番捕手の和田光太郎主将(3年)は2安打を放つなど主将の意地を見せた。「自分がチャンスを作ろうと思い、絶対に打たなきゃと打席に入った」と自身の打席を振り返った。チームは9安打を放ちながらも0点に抑えられ「あと1本が出なかった。やっぱり自分たちの力不足。立正の2人には感謝しかない」と“助っ人”に感謝した。

 大田桜台は今春1年生の入部がなく、男子部員は8人。単独廃校ルールを使い、徒歩5分で合同練習をするなど交流のあった立正大立正からの2選手の派遣を受け選手10人で出場した。“助っ人”の渡部竜成内野手、小坂拓海内野手(ともに2年)は、ともに安打を放つなど活躍した。

 和田主将は「立正の方が人数も多くレベルも上。学ぶところがいっぱいあった。最後の夏に立正の2人が来てくれたおかげで(大会に)出られたことに感謝したい」。敗れはしたものの涙はなかった。