01年の甲子園に出場した城東・内田稔監督(34)が、母校の指揮官として夏初勝利を飾った。

 初回、先頭の田中純平外野手(3年)が二塁打を放ち盗塁と犠飛であっという間に1点を先制。その後も失策、四球で走者を出すと足を絡めた攻撃で勢いづけた。中押し、ダメ押しと効果的に得点を奪い8回コールド勝ち。投げてはエース瀬戸川隆人投手(3年)が0封した。

 昨夏4回戦の日本ウエルネス戦で先発し敗れた瀬戸川は「緊張しましたが、今日は周りがよく見えた」と振り返った。昨秋、母校の野球部に戻った内田監督は「僕自身の夏1勝には特に思いはないですが、とにかく選手がよくやってくれました」と汗をぬぐった。