第100回全国高校野球西東京大会5回戦で、両軍合計41四死球という「ギネス級の激闘」が繰り広げられた。8強入りをかけた日大鶴ケ丘-明大中野八王子の試合は、両軍投手が厳格なストライクゾーンに苦しみ、四死球を連発。酷暑の中、ビッグイニングの応酬となった。

<主な最多四球、四死球>

 ◆地方大会 都道府県の記録は一部不明だが、92年東東京大会1回戦の都港工26-25学習院では都港工が27個、学習院が13個で計40四死球。98年青森大会の東奥義塾122-0深浦(7回コールド)では、東奥義塾33個、深浦5個の計38四死球。

 ◆夏の甲子園 1試合最多四死球は、36年1回戦で対戦した静岡商23個、長野商8個の計31個。

 ◆プロ野球 昨年4月1日、広島-阪神戦ともに9回まで13個ずつ計26四球が、37年9月12日の金鯱15個、ライオン11個に並ぶ合計四球プロ野球タイ。

 ◆大リーグ 1916年5月9日、タイガース18個、アスレチックス12個の計30個が最多。