第1シードの鎌倉学園が茅ケ崎を7回コールド9-1で下し、8強進出を決めた。

 鎌倉学園は作野友哉投手(2年)が今大会初先発。作野自身が「1番良かった」という伸びのあるストレートを中心に7回途中まで4安打1失点。投球だけでなく、2回の第1打席は中越えエンタイトルツーベース、3回の第2打席は右翼ポール際への本塁打を放つなど、打撃でも勝利に貢献した。小学校以来の本塁打に「自分でもびっくりしました。(ダイヤモンド一周は)気持ち良かったです」と笑顔を見せた。

 昨秋から調子を上げてきた。春の公式戦は中継ぎ2試合に登板し、2イニングのみだった。今夏、チームも順調に勝ち上がり、ようやく登板のチャンスが巡ってきた。「早く試合に出たかった」と言うように投球にも打撃にも持ち味を発揮した。

 竹内智一監督(36)は作野について「入学当初から非凡な才能を持っていた。3年生の強力な投手陣がベンチに控えているからこそいい投球ができたと思います」と目を細めた。