浦和学院(南埼玉)が二松学舎大付(東東京)との首都圏対決を制し、初出場した86年以来32年ぶりの夏の8強入りを決めた。

 プロ注目の190センチ右腕、渡辺勇太朗投手(3年)が時折激しい雨が降る中、5安打、10三振を奪い完封した。

 1回1死二、三塁、3回無死二、三塁のピンチをいずれも150キロ近い直球を使ってねじ伏せた。これで初戦の仙台育英戦の6回無失点と合わせ15回無失点となった。

 打線は3回1死一塁から中前祐也内野手(2年)の適時三塁打と矢野壱晟内野手(3年)の適時打で2点を先制。5回にも矢野の適時打、敵失で3点を加えた。

 二松学舎大付は昨年に続く3回戦敗退。夏の甲子園初の8強入りは今年もならなかった。