【第4試合(15:30) 日大三(西東京)-龍谷大平安(京都)】

 日大三は勝てば優勝した2011年以来、7年ぶり8度目の8強入りとなる。強力打線は今夏も健在で、2試合連続2桁安打で計24得点。チーム打率3割9分7厘と高数字を誇る。4番大塚、5番中村が打率4割超えと好調。注目の右のスラッガー3番日置は1割2分5厘だが、2回戦(対奈良大付)ではライナー性の打球が野手の正面を突く不運も。状態は上向いている。

 投手はエース中村、2試合連続救援の河村、2回戦(対奈良大付)で150キロをマークしたU18日本代表候補の井上が好調。龍谷大平安は左打者が少なく、右のエース中村の先発が予想されるが、前回先発した井上を先発、救援のどこで起用するかも注目。

 龍谷大平安は、勝てば2008年に校名変更して以来初の8強。平安時代を含めると2001年夏以来、17年ぶり18度目のベスト8となる。1回戦では春夏通じてチーム100勝、2回戦では京都勢夏120勝、3回戦に勝てば、京都勢春夏合わせて200勝と今回も“プレミアつき”。

 打線は2試合で打率3割4分3厘。1回戦(対鳥取城北)でサヨナラ打の2番安井が打率6割6分7厘、4打点。5番馬場と8番小寺も打率5割と好調。1回戦4打数無安打だった4番松田も2回戦で4打数3安打と状態は上向き。

 投手陣はエース小寺が2試合に先発し、計16回1/3を投げ被安打12、3失点(自責3)、防御率1・63と抜群の安定感。強力打線をいかに封じるか。

 両校は過去に2度対戦し、1962年のセンバツ1回戦は7-1で日大三が勝利、2003年夏の1回戦は8-1で平安が勝利している。

 東京勢対京都勢は過去15勝10敗で東京勢がリード。(夏は京都勢の6勝5敗)。

◆日大三のおもなOB ヤクルト近藤一樹、阪神高山俊

◆龍谷大平安のおもなOB 元広島衣笠祥雄、元阪神桧山進次郎