金足農(秋田)が近江(滋賀)に2ランスクイズでサヨナラ勝ちし、34年ぶり2度目の4強入りを決めた。

 1点を追う9回無死満塁で斎藤璃玖内野手(3年)が2ランスクイズを成功。サヨナラが決まると、中泉一豊監督は野球部長と抱き合って喜びを爆発させた。

 2ランスクイズの決め手を問われた指揮官は「二塁走者の足がチームで1番速かったことと、斎藤のバントの精度。賭けでしたが、選手を信じるしかなかった。血が沸いた。興奮しました」と笑いながら汗をぬぐった。いちかばちかの賭けに成功し、9回2失点、10三振を奪った吉田輝星投手(3年)の力投に応えた。20日の準決勝では日大三(西東京)と対戦する。