U18(18歳以下)アジア選手権(9月3日開幕、宮崎)に出場する高校日本代表が29日、都内近郊で行われた明大との練習試合で新たなオプションを試した。

不動の1番だった小園を3番に変更。1番には4番だった藤原を起用し、2番には蛭間を置いた。50メートル走5秒7の藤原を筆頭に、南埼玉大会で9盗塁の蛭間、50メートル走5秒8の小園の俊足3人を並べた“スーパーカートリオ打線”で明大の1軍投手陣から4点を奪って、引き分けた。

打線にアクセントを加えた。「初球から振る」スタイルの藤原は1回、初球を左前打。小園は5回に粘った末に12球目を右前にはじき返し、適時打を放った。4回には一塁走者でスタート。4番根尾が内野安打で好機を拡大し、2点を奪った。攻撃的2番の蛭間も7回に同点の犠飛。永田裕治監督(54)は「収穫が多かった」と評価した。この日で都内近郊での合宿が終了。大学生相手に1勝1敗1分けで終えた。試合後、チームは空路で決戦の地・宮崎に入った。【久保賢吾】