今秋ドラフト1位候補の大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)が“二刀流対決”を制した。

根尾は「5番投手」で先発し、初回に自己最速タイの150キロをマーク。4回にも150キロをたたき出し5回3安打無失点。「圧のあるボールというか、とにかく腕を振っていこうと思っていました」と気合の入った投球で試合を作った。

先制点も根尾のバットから。2回無死一塁、137キロのツーシームを振り抜くと、鋭い打球音とともに左中間深くへスタンドイン。「真ん中の甘い球だったので、うまく芯に当たって飛びました」とこの2点が決勝点になった。

下関国際の先発・鶴田克樹投手(3年)も4番に座る「二刀流」。中堅122メートルのスタンドに飛んだ根尾の本塁打に「すごい選手だと思う。打たれてもあそこまで行くとは思わなかった。初対戦であそこまで捉えられることはなかなかない。すごいなと思います」と舌を巻いていた。