山形城北が8-7で山形中央にサヨナラ勝ちし、4年ぶり4度目の東北大会出場を決めた。9回表に同点に追いつかれたが、その裏、1番・足達歩主将(2年)の右越え二塁打と相手の失策に乗じ、勝利した。

7-7の9回裏無死二塁、2番金子怜平(2年)の犠打を相手投手が一塁悪送球し、二塁から足達が一気に生還。セーフの判定に歓喜を爆発させ「泥臭く粘り強くつないで接戦をものにできた」と胸を張った。

9月29日の準決勝は、試合直前にエース須藤翼(2年)が背筋を痛め離脱。羽黒に7回コールドで敗れた。そこから選手たちは「翼を東北大会で投げさせる」の思いで戦った。背番号5の1年生右腕・鏡太陽も14安打7失点も153球で完投し「(窮地に)先輩たちが笑顔で声をかけてくれた」と胸をなで下ろした。