履正社のエース清水大成投手(2年)が、13三振を奪う好投で16強入りに導いた。

「ボールが先行してしまいましたが、なんとか最少失点でいけました」と初回に長打で先制を許すも、要所を抑えて6安打2失点完投。前日6日の3回戦でも6回から登板し、4イニングを投げた。「展開が展開だったので、最後まで投げようと思っていました。出し切りました」と1球に力を込めた。

甲子園をかけた今夏の準決勝・大阪桐蔭戦では、7回途中から2番手で登板したが、1死も奪えずに降板。「大阪桐蔭に負けてから、ストレートの基礎を磨きました」とインステップ気味だった右足の角度を変えるなど、苦い経験を糧にした。

台風や悪天候の影響で、明日8日まで3連戦と厳しい戦いが続く。それでも清水は「なんとか僕らはセンバツに行くために頑張っている」と気合十分。総力戦で戦い抜く。