第91回選抜高校野球大会の出場32校を決める選考会が25日に開かれ、昨秋近畿大会で4強入りした履正社(大阪)が順当に出場を決めた。

春の甲子園では過去2回、準優勝を経験している。14年春は龍谷大平安に、17年春は大阪桐蔭に決勝で打力の差で敗戦。岡田龍生監督(57)は「ここまで準優勝が2回という結果。とにかく優勝と言い続けてきた。ぜひ優勝を目指してやっていきたい。しっかり振れる、打力のあるチームとして臨みたい」と声を張った。

打っては高校通算23発の4番井上広大(こうた)外野手(2年)、投げては最速145キロのエース左腕清水大成投手(2年)とプロ注目選手がそろう。187センチ、97キロの井上が「先輩たちが成し遂げられなかったので、なんとしても日本一になりたいと思っています」と気合を入れ直せば、清水も「履正社はまだ甲子園で優勝していない。新たな歴史を作りたい」と力を込めた。

昨年甲子園春夏連覇を達成した大阪桐蔭は今大会に選ばれず、1校だけの大阪代表として臨むセンバツ。優勝候補の一角として、悲願達成を狙う。