札幌第一は、過去2度の出場時と同じ、第3日第3試合に決まった。16年は木更津総合(千葉)に2-5、一昨年は高崎健康福祉大高崎(群馬)に1-11と、いずれも敗退。大平裕人主将(3年)は「先輩たちは同じ日程で1勝できなかったので、僕らの代で、何とか一つ勝ちたい」と“三度目の正直”を誓った。

菊池雄人監督(46)は「3回とも同じ日程とは。不思議な気持ちです。でもセンバツの第1試合は、意外に寒いので、第3試合は調整がしやすい」と歓迎した。チームは10日に静岡1次合宿を終え、現在は札幌で調整中。18日から大阪入りする。静岡の実戦では、内野の要となる遊撃手の大平が体調不良で欠場。同監督は「基本的な動きを確認できる時間ができたのは良い」と、3日目という日程を前向きにとらえた。

山梨学院は高校通算37本塁打の「山梨のデスパイネ」こと野村健太(3年)が攻撃の軸となる。札幌第一も、秋季大会8試合の平均得点が32校中3位(8・13)と、攻撃力が武器。大平は「打線が、いかに投手をカバーできるか。とにかく食らいついていきたい」と意気込んだ。