第101回全国高校野球選手権埼玉大会(7月10日開幕)の組み合わせ抽選会が19日、さいたま市内で開催された。

センバツ出場した春日部共栄はエース右腕・村田賢一(3年)の安定感が増し、今春も県優勝。例年以上に混戦模様の埼玉でも、今年の実績でいけば本命だ。

今春関東大会4強の山村学園は技巧派左腕・和田朋也(3年)、強肩の橋本大樹捕手(3年)のバッテリーが軸。三田隼輔(3年)、豆田泰志(2年)の右腕2枚看板を擁する浦和実とともに、悲願の初優勝を狙える位置につける。

東農大三も今春関東大会に出場。最速145キロ右腕・飯島一徹投手(3年)と、遊撃とサイド右腕の二刀流になる井口真之介(3年)がチームを引っ張る。

17年全国制覇の花咲徳栄は強打で夏の埼玉5連覇を狙う。プロ注目の韮沢雄也内野手(3年)と主砲・井上朋也内野手(2年)を中心とした打線は全国で通用するレベル。昨夏南埼玉大会の覇者、強豪・浦和学院も夏に照準を合わせてくるだろう。

投打に充実の埼玉栄、最速143キロ左腕・米山魁乙投手(3年)擁する昌平、左腕・和田光投手(3年)ら昨夏の主軸が残る市川越などがダークホースになりそう。上尾、熊谷商の公立伝統校も混戦埼玉で旋風を起こす可能性は十分だ。