関東第一が3年ぶりの優勝へ、5回コールド勝ちで好発進した。

初回、1番の大久保翔太外野手(3年)の中前打から3安打を集め2点を先制。2回には打者12人の猛攻で7点を追加し、11安打14得点で快勝した。

4打数2安打2打点1盗塁の大久保は昨夏も2年生ながらベンチ入り。「昨夏から経験させてもらっている分、1番打者の責任を持って打席に入った」と力を込めた。第3打席は足で魅せた。遊撃へのゴロを相手が一塁へ悪送球し出塁。一塁到達タイム3・72の足で重圧をかけた。その後、盗塁も成功させ、追加点のチャンスを演出。「去年までは足だけが強みだった。今は野球観も備わっている。次こそ全打席出塁を狙う」とさらなる成長を誓った。

米沢貴光監督(43)は「他の地区で続々と強豪校が負けているのを見て、試合の入りは難しいと思い、不安はありました」と初戦勝利にホッとした表情を見せた。

次戦は17日の4回戦で青山学院と対戦する。