5年ぶり3度目出場の旭川明成は好判断の走塁で決勝点をもぎ取り、創部21年目で北北海道大会初勝利を飾った。

思い切った判断が勝敗を分けた。同点の7回1死二、三塁。三振した9番伊藤嶺投手(3年)が振り逃げを試みて走り出し、相手捕手が一塁に送球する間に三塁走者の渡辺蓮一塁手(3年)が本塁に向かって走り、ヘッドスライディングで決勝の生還を果たした。「無我夢中で走りました。うれしくて頭が真っ白です」と渡辺。「歴史を変える」を合言葉に戦ってきたナインに笑顔があふれていた。