富士宮東エース大野裕哉主将の最後の夏は、初戦敗退に終わった。

初回に犠飛で先制を許すと、6回にも失点。7回でマウンドを降りた。10安打2失点の力投もチームを勝利に導けず、涙を流した。それでも、本格的に投手を始めたのは高校入学後。昨夏135キロだった最速は、143キロまで伸びた。卒業後も野球を続ける予定で「勝たせる投手になりたい」と、顔を上げた。