岩手のエース右腕・佐々木聖矢(3年)が“鶴の舞投法”で5回を3安打無失点に封じた。

左手を高く上げ、顔も三塁側上段に向けて背中を打者に向ける独特な投球フォーム。「いつもは照明とかを視線の目標物にしてフォームを安定させるのです。かわいい子とかを見つける時もありますけれど、今日は相手応援団の金管楽器を見ていました」。ボールを隠して出所を見にくくし、「取りにくい」と悩みながら捕球する吉田光希捕手(3年)にも恩返しの奮闘を約束した。