令和の甲子園一番乗りを争う一戦は仕切り直しとなった。旭川大高-クラークの2年連続同一カードとなった北北海道大会決勝は、雨のため20日に順延となった。

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2年連続甲子園を目指す旭川大高ナインは、雨天順延にも平常心だった。午前中に同校グラウンドで約2時間の練習をしてから球場入り。試合開始前にはシートノックなどで体を動かしたが、その後に雨が強くなり中止が決まった。持丸泰輝主将(3年)は「やりたかったが、(20日の決勝は)気持ちを切らさずに自分たちのやるべきことを貫き通すだけです」と冷静に受け止めた。

18日の旭川北との準決勝から2日連続で先発登板予定だった能登嵩都投手(3年)も「雨は苦手ではない」と試合への準備は万全だった。今大会は2戦15回で184球を投げている。「調整を1日できるのは大きい。相手のことは意識せずに、軽く体を動かしてしっかり休みを取りたい」と仕切り直しの一戦に向けて切り替えていた。