飯山が上田西を3-0の完封リレーで下し、初の決勝進出を果たした。

この結果、21日の決勝は東海大諏訪を下し初の決勝進出を決めた伊那弥生ケ丘と、飯山との組み合わせとなった。決勝が県立高校同士の組み合わせとなったのは、1989年の丸子実業-岡谷南戦(5-4で丸子実業が勝利)以来、30年ぶり。

飯山は2回2死から村松諒内野手(3年)と石沢太一内野手(3年)の連続二塁打で先制。4回は1死二塁から村松の中前適時打で追加点。さらに8回に倉科勇雅二塁手(3年)と村松の連続二塁打でダメ押しの3点目を奪った。

先発の右腕・常田唯斗投手(2年)が7回を4安打無失点、2番手の左腕・岡田恵太投手(3年)が2回を無失点に抑えて完封リレーを達成した。

試合後の吉池拓弥監督(28)は「こちらには負ける覚悟はある。向こうにはないだろうから、唯一勝っているのは、その覚悟があるかないかだけだ」と無欲の勝利を強調。「まさか0点で抑えてくれるとは。守備にミスもありましたが、粘り強く投げてくれました」と日に焼けた顔を輝かせた。

決勝は21日午前10時から同球場で。