光南が第2シードの学法石川を撃破し、4年連続の8強進出を決めた。今季は春季地区大会で勝利も県大会では敗れており、3度目の対決で決着をつけた。

1回裏に石森啓梧外野手(3年)の左前2点適時打で先制すると、4回には円谷舶人内野手(3年)の適時打で追加点。先発した国井飛河(ひゅうが)投手が7回6安打2失点と踏ん張り、8回から登板の金沢翔太投手(3年)が2回を完全救援し逃げ切った。

先制打の石森は、女手一つで育ててくれた母幸代さん(38)に感謝した。大会前に贈られた手作りのお守りに手を当て打席に入った。「中学の時にグレかけて迷惑をかけた。高校でも野球をやらせてもらったので、期待に応えたかった」と笑顔を見せた。97キロあった体重を85キロまで絞り最後の夏にかけた。「お守りは負けたときに開けてと言われているんですが…」。もちろん甲子園まで持って行くつもりだ。