一関工はセンバツ出場のシード盛岡大付を撃破した勢いに乗れなかった。

金星の立役者だった背番号10の168センチ左腕・平野拓夢(3年)を再び先発マウンドに送ったが、3回までに4失点。

攻撃では1回は3度盗塁を仕掛けて佐々木を揺さぶるも、1死二塁から三盗に失敗して先制機をつぶした。尾形祐一監督(47)は「序盤勝負で足を使おうと。プラン通りだったが、実行した結果がうまくいかなかった」と研究が実を結ばず、苦笑いだった。