海星が昨年決勝で敗れた雪辱を果たして、5年ぶり18度目の夏甲子園を決めた。

3回に1点を先制すると、4回には2四球と敵失がからむなど、一挙5得点。序盤で試合の主導権を握った。

準決勝に続き先発を務めた柴田蓮人投手(3年)が完投勝利。チームにとっても、今夏初の完投勝利で優勝を遂げた。

春夏通じて初の甲子園を目指した鎮西学院は先発の右腕エース、楠本宏武投手(3年)が、18歳の誕生日だった決勝で、味方の失策などもあり6回途中9失点で降板。願いは届かなかった。

◆海星 1892年(明25)に男子校として創立の私立校。06年から男女共学。生徒数は1055人(女子359人)。野球部は1915年創部で部員は72人。甲子園は春5度、夏は18度目となる。主なOBに酒井圭一(元ヤクルト)、平田勝男(阪神2軍監督)らがいる。長崎市東山手町5の3。武川真一郎校長。