静岡高は3日午前、甲子園練習に臨んだ。グラウンドの感覚を確かめるようにノックや打撃練習を行い、充実した表情で約20分間、汗を流した。

守備の要であり、初めて甲子園のグラウンドに降り立った相羽寛太内野手(2年)は「練習前はすごくわくわくしていましたが、グラウンドに入ってからはいつもと変わらない感覚でやれました」。県大会では不調だった打撃についても「無心で打ったら良い感触だった。本番でも力を入れずに打ちたい」と話した。

中堅を守る片平吉信外野手(3年)は「小さいころからの憧れの場所。良い景色でした」と笑顔。しかし、すぐに表情を引き締め「フェンスが軟らかいので、クッションボールが止まる。しっかり対応したい」と冷静に語った。