2年連続出場の旭川大高が、プロ注目右腕の奥川恭伸投手(3年)擁する星稜(石川)に敗れた。

エース能登嵩都投手(3年)が2回表に四球をはさみ3連打を浴び1点を献上。その裏、1死二塁のチャンスをつくるも、得点できなかった。能登は、その後は持ち直し、3回以降無失点に抑えたが、打線が奥川をとらえきれず、3安打無得点と援護できなかった。

9回130球を投げ9安打1失点完投の能登は「自分の投球はできた。でも、いい投手相手だったし、絶対に負けたくなかった。2回に四球で出した走者をかえしてしまったのが悔いが残る」と涙を流した。

昨夏は延長14回タイブレークで佐久長聖(長野)敗退。2年連続での1点差敗戦に端場雅治監督(50)は「能登は上出来。100点満点。1点差は監督の責任。またも勝たせてあげられなかった。奥川君には手も足も出ないわけではなかったが、要所で1本が出なかった。反省して次につなげないと」と話した。