全国制覇した15年以来、11度目出場の東海大相模(神奈川)が初戦突破を果たした。昨夏8強の近江(滋賀)は守備が乱れ6失策で6失点。初戦で涙をのんだ。

大会屈指の好カードとなった一戦。

3回まで無安打の東海大相模は4回。四球で出た走者を二塁に進め、2死二塁から5番金城飛龍内野手(3年)の打球は遊撃へ。打球を近江の遊撃土田龍空(りゅうく=2年)内野手が後逸し、その間に二塁走者が生還。無安打で先制に成功した。5回には、1死二塁から8番松本陵雅内野手(2年)が左前へ適時打を放って追加点を挙げた。6回には1死二塁から4番山村崇嘉内野手(2年)が右前へ適時打。その後も、適時失策や7番本間巧真外野手(3年)にも適時打が飛び出し、3点を挙げた。

近江は滋賀大会全5試合で無失策だった堅守が乱れた。積極走塁で次の塁を狙う東海大相模のプレッシャーに、ほころびが出て、大会注目の好左腕、林優樹投手(3年)を守りで援護できなかった。打線は東海大相模先発の右腕、遠藤成(じょう=3年)の前に抑え込まれた。