星稜・奥川恭伸投手(3年)が甲子園の球場表示で154キロを出した。甲子園球場のスピードガンは92年に設置され、計測値は03年までテレビ中継で使用。04年以降はスコアボードにも表示している。

スカウトの主なスピードガン計測では01年寺原(日南学園=現ヤクルト)の158キロがあるが、球場計測値だと154キロだった。球場表示最速は07年佐藤由(仙台育英)13年安楽(済美)の155キロ。154キロ以上は安楽以来6年ぶりになる。

ちなみに球速を野球場に表示した第1号は80年のナゴヤ球場だった。当時、「スピードガンの申し子」と騒がれた小松辰雄投手(中日)も星稜の本格派だった。【織田健途】