津田学園4番の前川夏輝(3年)は弟の無念を晴らせなかった。弟は12日に八戸学院光星(青森)に敗れた智弁学園(奈良)の4番前川右京(1年)。

智弁学園の試合をリアルタイムで観戦し、両親からは「右京の分までがんばれ」と連絡を受けていた。先に敗れた弟の思いを背負って試合に臨んだが、兄も履正社に敗退。だが同じ甲子園の舞台へ立ち「右京も自分も全力を尽くした」と最後は上を向いた。