駒大苫小牧の主砲は東北の強豪からプロを目指す。今春の全道大会制覇に貢献した高校通算22本塁打の竹中研人捕手(3年)が、このほど東北福祉大に合格した。元マリナーズ佐々木主浩投手ら47人のプロを輩出した同大へ進学が決まり「高いレベルで技術も精神も磨き、リードもできて打てる捕手として、将来プロになれたら」と意気込んだ。

17年秋の明治神宮大会、18年春センバツはベンチ入りできず、今夏の南北海道大会は優勝した北照に4-6で惜敗し、3年間全国大会に出ることはできなかった。「早くチームの力になれるよう練習して、大学では全国舞台に立ってみたい」。今春まで仙台6大学リーグ3季連続優勝、昨年の全日本大学選手権を制した同大で、日本一を目指す。

捕手では、阪神の矢野現監督や、広島のベテラン石原らの出身校で、過去6人のプロ選手を輩出している。愛称「ぶーちゃん」としてチームメートから慕われた181センチ、100キロの巨漢捕手が、元西武の大塚光二監督(52)の指導で、さらに大きく成長していく。

◆竹中研人(たけなか・けんと)2001年(平13)12月7日、網走市生まれ。網走南小3年時に、網走つくしマスターズで野球を始める。網走第三中から駒大苫小牧に進み、2年春に背番号12でベンチ入り。昨夏の南北海道大会準優勝、今春は4番兼正捕手として全道優勝に貢献。好きな選手はオリックス吉田正尚。家族は両親。181センチ、100キロ。右投げ左打ち。