春季東京都高校野球大会が新型コロナウイルス感染拡大のため中止されることが25日、分かった。都高野連臨時理事会で決まった。既に1次予選は中止。昨秋の本大会進出64校で春季も行う案が用意されていたが、小池都知事が4月12日までのイベント自粛を要請。都高野連の武井克時理事長は「12日のあと、土日だけで開催できないか検討したが、64校分の球場を確保できない」と説明した。64校のうち、公立校は春休み期間は部活動を停止。私立でも4月20日まで停止の学校がある。

関東地区高野連は3月29日に臨時理事会を開き、5月16日開幕の春季関東大会の開催可否を協議する。開催の場合、都高野連は昨秋優勝校(国士舘)準優勝校(帝京)の関東大会出場を推薦する方針。また、五輪延期に伴い、都高野連は夏の都大会で神宮での開催数増加を同球場に要請した。