野球YouTuber向が高校球児へ提案した。チャンネル登録数約14万5000人の野球を愛する元高校球児としてYouTube発信した。日本高野連が20日に第102回全国高校野球選手権大会(8月10日開幕、甲子園)、6月下旬から8月初めにかけて予定していた49地方大会の中止を決定。雨の中、公園のベンチに座り「ツイッターとかで情報が出ていたが、僕はまだ信じていなかった。会見を見たときに高校野球の軟式野球大会、甲子園、そして49の地方大会も中止ということで、本当に言葉が出ない…。まさか地方大会まで…という感情でいます。『無観客で開催します』というのを期待していた僕もいたので。ちょっと今、放心状態です」とショックを隠しきれない様子だった。

続けてYouTuberとしての高校球児や関係者に向けた提案を披露した。「学校関係者、部活動、保護者の方、高校球児の許可が得られるのならば、3年生に向けた動画を作りたい」と呼びかけた。自ら自費で全国を回り動画作成に乗り出すプランを用意。強豪校であればプロ注目選手のプロモーション映像を作成し、プロスカウト向けにYouTubeにアップすることでネット上で拡散されれば目にとまる可能性が高いと力説。プロ、甲子園までの目標はなくとも仲間とともに野球に打ち込んできた球児もいる。「最後の3年生の引退試合とかを撮らせてもらって、記念になる、心に残る動画をつくれたらなと思っている」と全国の高校球児へ呼びかけた。