新津の左腕エース早川友基(2年)は中条を5回4安打3失点の8奪三振。1回に2四球と適時打2本でいきなり3失点も、味方が2回に逆転すると、その後は安定した投球をみせた。

「初回は緊張した。テンポが悪かった」と言う下級生を5人の3年生が励ました。主将の浜士門(はま・しもん)右翼手らが「全然大丈夫」「ナイスピッチング」と前向きな声をかけ続けた。「あれで落ち着いた」と2回以降は2安打無四球。打線も13得点と投打がかみ合った。早川は「3年生は最後の大会。負けられない」と気持ちを引き締めた。