関西創価が金光大阪を7回コールドで下した。

関西創価が先手を取った。初回1死三塁で3番・上原裕樹外野手（3年）が左翼スタンドへ先制の2ラン。「甘い球が来たらしっかり振ろうと思っていた。打った瞬間入ると思った」という手応え十分の1発でチームに流れを持ってきた。

5回にも上原が右中間への適時打が飛び出す。さらに、4番で主将の岩本捷生捕手（しょうせい＝3年）もセンターへはじき返し追加点を奪う。

6回、7回には5番の大城大地外野手（3年）にもタイムリーが飛び出しクリーンアップで合計8安打11打点と圧倒。守りでも橋本睦生投手（むつき＝3年）と竹内優介投手（3年）の完封リレーで流れを渡さなかった。岩本は「自主性のチーム。今日はみんながみんなのためにという気持ちで周りに目を配れていた」と振り返る。それだけに大量リードした場面での7回守備の声かけでのミスを反省した。

「金光（大阪）さんは強いし、負けたら引退」（上原）という中での勝利。「自分たちのやってきたことをすべて出し切りたい。金光さんの分も優勝したい」と続け、次戦の必勝を誓った。【林亮佑】