新潟県高校夏季野球大会の準決勝が4日、ハードオフ新潟で行われる。日本文理-村上桜ケ丘、中越-上越の組み合わせで6日の決勝(ハードオフ新潟)を目指して熱戦が繰り広げられる。

昨夏の甲子園出場校・日本文理は、準々決勝で昨秋の県大会王者・北越を7-0の7回コールドで破った。三塁手も兼ねる長谷川優也投手(3年)、背番号1の種橋諒投手(3年)ら140キロ台の直球を投げる投手陣はハイレベル。大会途中から正捕手の座についた千島広大(3年)のようなラッキーボーイの登場も層の厚さを示す。

村上桜ケ丘は投打に安定している。背番号7の主戦、菅原岳心投手(3年)は4回戦の村上戦で6回参考ながら完全試合を達成。打線も5試合で53得点と好調だ。どこからでもチャンスを作れる試合巧者ぶりを発揮している。

中越は4回戦の加茂暁星、準々決勝の新潟県央工と競り合いながらも最後は地力を発揮して勝ち上がってきた。右腕・佐藤旦有夢投手(3年)、左腕・佐藤雄飛投手(3年)の両輪が好投。打線では加茂暁星戦で決勝打を放った広川雄己外野手(2年)ら日替わりヒーローが出ている。

上越は夏の甲子園県予選も含めて夏の大会は初のベスト4。試合を重ねながらチーム力をつけてきた。4回戦の高田北城戦で好投したエース高野空投手(3年)の出来がカギになる。