柴田(宮城3位)の旋風が止まらない。日大山形(山形1位)を6-0で下し、春を含め初の東北大会決勝進出を決め、来春のセンバツ初出場へ大きく前進した。

柴田は初回、2安打と3四死球を絡め打者一巡の猛攻で4点を先取。3回には5番村上太生輔外野手(2年)の左中間2ランで突き放した。

投げては1回戦から4連投となったエース右腕・谷木亮太投手(2年)がテンポ良く投げ込み6安打無四死球、8奪三振の快投で完封勝ちした。5回2死までは完全投球だった。「強い気持ちを持って、最後まで投げられた。野手の守備にも助けられた」と笑顔で振り返った。

秋季東北大会で県3位校の決勝進出は、15年の青森山田以来。創部1987年(昭62)の公立校は、夏を含め初の甲子園出場が現実味を帯びてきた。平塚誠監督(48)は「目の前の試合に全力でやった結果だと思います。地元の声援にも後押ししてもらった。感謝したいです」と振り返った。