大崎(長崎)が、3-2で延岡学園(宮崎)を下し、春夏通じて初の甲子園出場を確実にした。

エース右腕、坂本安司投手(2年)が投打に活躍し4強に導いた。渾身(こんしん)の2失点完投勝利。9回、最後の打者を二ゴロに打ち取り「(甲子園は)目指していたところなので、いろんな気持ちがこみ上げて来て」と、右手でガッツポーズで喜んだ。

2回に暴投で先制点を献上した。だが、逆に「1点取られ気合が入った」。その後、この日最速を更新したキレのある139キロ直球と決め球のカットボールなどで翻弄(ほんろう)し、1点差で逃げきった、

打っては、2-1の6回2死一、二塁で左前適時打を放って貢献。坂本が人口約5000人の小さな大島(西海市)に唯一ある大崎を聖地にけん引した。