第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間・甲子園)の運営委員会が13日、大阪市内で行われ、入場料金の改定が発表された。

改定の理由として主催者側は「新型コロナウイルスによる感染症対策に経費がかかること、観客数が制限されて従来の大会より入場者が減少する可能性があることなどから、今後も安定した大会運営を行うために第93回大会で入場料金を改定する」と説明した。

オンライン取材に応じた日本高野連の小倉好正事務局長(62)は「昨今、コロナウイルス感染予防対策に経費がかかってくることと、入場者をどこまで入れるのかという所ですが、今後状況が好転した場合でも従来通り、100パーセントの入場者数ではなかなか見込まれないことも予想される。入場者数が減少する可能性があることから、今後、安定した運営を行うためにも入場料を安定させていただければと思っています」と説明した。ベンチなど各所の消毒、備品の準備、警備費、入場券購入者を把握するために必要となる販売システムの構築などが感染症対策にかかる経費となる。

料金の変更は以下の通り。

◆中央指定席 2500円→3900円

◆一、三塁指定席一般 2000円→3400円

◆外野指定席 無料→700円

車椅子指定席は全席半額とする。