日本高野連が13日、第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)に向けて大阪市内で運営委員会を開き、具体的な開催プランを示した。有観客で開催する準備を進め、入場行進曲はコロナ禍で中止になった昨大会に続き、復活のメッセージを込めてFoorinの「パプリカ」に決定。昨秋の神宮大会中止に伴う神宮枠は、21世紀枠を1枠増の4校にすることなどが決まった。センバツの主な変更点は以下の通り。

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◆組み合わせ抽選会 出場校の移動などの準備を含めたスケジュールを立てやすくするため、3月12日から2月23日に前倒しする。リモートか代理で実施。

◆開会式 全校が甲子園球場で入場行進する形は取らず簡素化する。

◆応援団 今後検討し、最終決定する。

◆甲子園練習 実施しない。

◆試合開始時間 試合間のベンチの消毒、アルプス席の入れ替えに要する時間を考慮し、各試合のインターバルは40分間に。

◆チケット販売方法 全席指定で前売り販売のみ。当日券を求める人の列の密集を避け、万が一感染者出た場合の経路を追えるようにする。またアルプス席は学校関係者のみの販売で、一般販売はしない。

◆入場料金の改定 感染症対策にかかる経費や、観客数が制限され従来大会より入場者が減少する可能性があることなどを考慮し、今後も安定した大会運営を行うために改定。中央指定席は2500円→3900円。一、三塁指定席一般は2000円→3400円。外野指定席は無料→700円。車椅子指定席は全席半額。

◆その他 子どもを対象としたドリームシートの運用は行わず、各日の公募始球式もなし。応援団の入場については、今後検討し、最終決定する。