具志川商(沖縄)が21世紀枠で、春夏通じて初の甲子園出場を手にした。昨秋の沖縄大会準優勝、九州大会の8強が評価された。

地元沖縄うるま市で、毎年同校生徒が「具商デパート」といわれる商品販売を行う。今年はコロナ禍でネット販売などとなったが、野球部員も積極的に参加。5年前は部員不足で他部から助っ人を頼んで大会に出場したこともあった。

喜舎場正太監督(33)は「新しい歴史をつくろうとチームを作ってきた。当たり前のことを当たり前に徹底してやってきた。21世紀枠4強の宜野座を超えることに挑戦しようと選手に言いました」と興奮していた。

◆21世紀枠 01年から導入。推薦校は原則として秋季都道府県大会のベスト16以上(加盟129校以上はベスト32以上)から選ぶ。練習環境のハンディ克服、地域への貢献など野球の実力以外の要素も選考条件に加える。07年まで2校、08年から3校を選出(85回記念大会の13年は4校)。今回は明治神宮大会中止に伴い神宮大会枠がないため、21世紀枠を増やして4校とした。

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