国学院久我山が、接戦を制して8強入りを決めた。

高橋風太投手(3年)は被安打6、2四球で2失点したが、119球で完投。尾崎直輝監督は「久我山のチーム全体で戦いにいくという姿勢が出ていると思う。1つでも多く試合をして、経験を積んでいっていけたら。チーム一丸となって、一戦必勝です」と話した。

1点を追う2回無死一塁、6番の内山凜外野手(3年)が高めに浮いた球を左翼の芝生席まで運ぶ逆転2ラン。ガッツポーズなどはなかったが、内山は「内心は喜んでいました。自分のフルスイングができた結果だと思う。振り抜けたので、入ったなと思いました」と笑顔で明かした。

2回戦の東海大高輪台戦(7日)から公式戦2戦連発で、高校通算では5本目。東海大高輪台戦で「今まではアッパースイングだったけど、レベルスイングの結果としてホームランが入ることが分かった」と感覚をつかんだ。尾崎監督は「1年生で甲子園を経験しているメンバー。コツコツ練習する真面目な選手なので、ああいう所で打ってくれるとうれしい」と話した。