花咲徳栄が、5回コールドの圧勝で4強入りを決めた。

相手のミスを逃さず、打線がつながり12安打で12点を挙げた。

1点を先制したが、初回に今大会初の失点を喫し1-1となった。2回に無安打で2点を勝ち越したが、岩井隆監督は「初めて得点を取られて、どうなるかなと思った。ああいう展開も(公式戦で)やっておきたかった。状況が見られてよかった」と振り返った。

3回1死一、二塁で、8番の松田和真投手(3年)の左前への打球は、左翼手のミスもあり適時二塁打になった(記録は二塁打)。ガッツポーズで喜びを表現し「強く振ろうと思っていた。(打撃面で)手応えはあります」と話した。

3打数2安打3打点と結果を残し、投げては初回に1安打を許して1失点したものの、キレのある直球を軸に組み立てその後は完璧に抑えた。「直球が走っていたのでよかったけど、浮いてしまう球があったのが修正点です」と振り返った。

今大会は、ここまで3試合すべて5回コールド勝ち。3戦合計で36点と圧倒的な強さを見せつけている。今秋ドラフト候補の浜岡陸主将は「徐々にチームとしてやろうとしてきたことが出来ていると思う」と手応えを口にした。