東奥義塾が2投手の完封リレーで夏の第3シードをものにした。前日23日の準決勝(八戸学院光星戦)で9回から救援し、延長10回で負け投手になった下手投げの斉藤黎央(3年)が連投。5回を7安打無失点に抑え、五十嵐悠紀(3年)との7回完封リレーのお膳立てをした。自己最速116キロの直球に球速90キロ前半のスライダーを交えて相手打線をほんろうした斉藤は「緩急も使って、カウントを取る変化球と三振を取る変化球の出し入れができました」と先発で自身初の無失点投球を振り返った。攻めては4回表、この回先頭の6番後藤天満(てんま)捕手(2年)が自身初の右越え本塁打で援護。先輩2投手をリードした後藤は「打ったのは真ん中のカーブ。黎央さんはストレートのスピード、悠紀さんは変化球の切れを生かしました」と女房役の務めも果たした。