今春のセンバツに出場した北海が、初戦で旭川大高に逆転サヨナラ負けを喫した。最速148キロのプロ注目左腕、木村大成(3年)は先発し、5回まで投げ、6安打1失点9奪三振。初回2死から1失点し、昨秋の札幌地区代表決定戦から続いていた連続無失点は、57回1/3イニングで止まった。

この日の最速は147キロ。秋春連続の北海道大会制覇を逃した木村は「秋は同じ相手に直球で空振りを取れたが、今回は当てられてヒットにされた。夏に向け、まだまだ成長が必要。連続無失点は特に意識はしていなかった。ただ、ゼロで抑えれば負けることはない。また次から、ゼロを意識してやっていきたい」と話した。

▽北海の宮下朝陽主将(3年) 自分たちのミスで失点している。敗戦を見直し、夏は1つずつ勝ち上がれるようにしたい。

▽北海の平川敦監督(50) 木村におんぶにだっこなのは変わらない。夏に向け、もう少し野手を鍛えていかないと。