第25回全国高校女子硬式野球選手権大会(7月24日開幕、兵庫県)の組み合わせ抽選が4日、リモート形式で行われた。東海大静岡翔洋は、7月25日の初戦で岩瀬日大(茨城)との対戦が決まった。同校とは先月の練習試合で対戦し、6-5で勝った。斉藤美咲主将(2年)は「1度勝っている相手なので、みんなも高いモチベーションで臨めると思う。いいところを引きました」と満足げだった。

翔洋女子硬式野球部は今春の創部以降、主に県内の大学チームや男子のシニア(中学硬式野球)チームと練習試合を行い、腕を磨いてきた。最近ではサインプレーを取り入れ、攻撃の幅を広げた。全国大会初戦が、チームにとって初の公式戦。「いつも通りのプレーができれば勝てると思う」と斉藤主将。自分たちの成長に自信を見せた。

今大会決勝の舞台は、聖地・甲子園球場。憧れの地に立つためには、5勝することが必要だ。夢舞台への挑戦に「笑顔でプレーすることが、チームのテーマ。厳しい試合でも笑顔を忘れず、甲子園にいけるように頑張りたい」と、やる気をみなぎらせていた。【河合萌彦】