新潟明訓は高岡第一(富山)に7-0の7回コールド勝ちし4強に進出した。4番の加藤麗桜捕手(3年)が1回裏に先制の2点三塁打を放ち、打線に勢いをつけた。新潟産大付は仙田裕汰投手(3年)の2失点完投の粘りの投球を見せ、小松大谷(石川)に3-2で競り勝ち、北信越大会初勝利を挙げた。今日6日の準決勝では新潟明訓-新潟産大付の県勢対決となった。関根学園は松商学園(長野)に、新潟は敦賀気比(福井)に敗れた。

 

新潟は1回裏に13安打で13失点など先発左腕、杉本寛児投手(2年)ら投手陣が捕まった。「コースを突いたが、速い打球が野手の間を抜いていった」(杉本)と投手陣は甲子園常連校の実力を肌で感じた。ただ4、5回に相手ミスに乗じて2点を返すなど意地も見せた。後藤桂太監督(54)は「洗礼を浴びた。ただ、北信越大会に向けた準備から貴重な時間を過ごせた。夏に生かしたい」と話した。