敦賀気比(福井)が新潟明訓に6-5で逆転勝ちし、秋春連覇を決めた。二転三転するゲームで上加世田頼希(うえかせだ・らいき)内野手兼投手(2年)が“二刀流”の奮闘を見せた。

2-4で迎えた8回2死一、二塁で代打で登場し、貴重な中越えの同点三塁打。劣勢を振りだしに戻すと、その裏から3番手でマウンドに上がった。8回には勝ち越し打を許したが、被安打4の1失点で最後までマウンドを守った。「緊張感を味わえたのはデカイ。夏は、これ以上の緊張を感じなければいけない」と話した

軟式野球のU-15日本代表投手だが、初戦(新潟高戦)と準決勝(松商学園戦)は5番打者の三塁手として先発していた。「理想は両方で活躍すること」と2年生は貪欲な姿勢を崩さなかった。