選手宣誓を引き当てた宇都宮北の多田出真生(まさき)主将(3年)が、「感謝」の言葉を大切に、大役に臨む決意を示した。

開幕試合と選手宣誓役を示す番号「4」を引いた多田出主将。それに気付かず、すんなり舞台を降りそうになったところで声がかかった。カメラのフラッシュを浴びて緊張気味の表情。抽選会後の取材では「まさか引くとは思ってなかったので驚きました」と素直な感想を語った。

宣誓に取り入れたい言葉を問われると「やっぱり『感謝』です」と即答。「この(コロナ禍の)環境になってあらためて、自分たちが野球を出来ているというのは、周りの人に支えられているんだなと感じた1年間だったので。その意味では『感謝』という言葉が、一番最初にくると思います」とうなずいた。61校、60チーム分の感謝を込めて、大役を果たす。