18年明治神宮大会王者で、19年センバツ出場の札幌大谷が初戦で千歳に大勝した。4回2死満塁で、天野凰介左翼手(2年)が左越えに満塁弾を放つなど、この回だけで3本の本塁打を放ち一挙7点。5回コールド勝ちにつなげた。

3月の練習試合中に右膝を亜脱臼し、春はメンバーから外れていた石鳥颯一塁手(3年)が復帰。3回1死満塁で中前適時打を放ち、勝利に貢献した。石鳥の兄亮(国学院大2年)は19年センバツ出場時の主力メンバー。「6月に復帰したときに兄から『思い切って力を出してこい』とエールをもらった。この夏にかけたい」と夏初の甲子園切符を見据えた。